生物系博士の就職活動

生物系博士が実際に製薬企業の就職活動を行った情報をまとめると共に、就職後の研究生活や書評についても行う予定です。

博士課程の就職先

就職先としてはどんな選択肢が考えられるのか

なぜ就職するのか・どんなことであれば気にせず続けられるのか

 

今回は、一般的な博士学生の持つ能力と必要とされえる企業についてです。

 

 

 

就職先としてはどんな選択肢が考えられるのか

 

一般的な就職活動では、特定の業種・職種だけでなく、自分自身が気付いていない可能性があるので、様々な企業や業界・業種について調べた方が良いと言われている。

 

大学生を卒業したばかりの学生ならそれで良いかもしれないが、大学院、しかも博士課程まで進めてきた学生ではなかなか厳しいものがある。研究職以外でもいくつか面接は受けてみたが、これまで学んできた分野との違いなどで不採用となった企業もある(というのは建前で、人間性に問題があった可能性は否定できないが)

 

そもそも博士課程まで進学して卒業したとすると、社会人で言えば入社5年目ぐらいになる。転職を考えることもあるだろうが、これまで学んできた業界・業種と関係なく、転職する人は少ないのではないかと思う。多くの人はこれまで高めてきた専門性を生かし、業界か業種のどちらかをスライドし、横展開するだろう。 

このように考えると専門性を高めてきた博士課程の学生が取るべき選択肢はおおよそ定まってくるだろう。

とは言え、こんなことを書いていると博士の学生は研究しかしたがらないから...とか言われるので、博士の持つ能力を一般化して考えてみる。

 

博士課程の学生の強みとして考えられているのが、大きく分けると

研究遂行能力

論理的思考能力

の2つではないかと思う。

 

この観点でおすすめされるのが、

研究職・開発職

コンサルタント

などになると思う。

 

製薬系では、

製薬企業では、研究職、開発職、MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)職

CRO(Contract Research Organization)企業の研究職やCRA(Clinical Research Associate)

などがあるかと思う。

 

なぜ就職するのか・どんなことであれば気にせず続けられるのか

 

業界の事を調べることで様々な職種があることに気付くが、ちゃんと調べることができたとして、せいぜい2職種程度だと思う。

そのため、そもそもなぜ就職するのか、どういう内容の仕事がしたいのかなどの就職活動の軸になることはしっかりと決めておいて、それから職種についてしっかりと調べた方が良いと思う。

 

筆者は、製薬業界の事をあまり知らないまま就職活動をはじめ、企業説明会に行ってから業界の事を学び始めていた。これでは、初期の面接では全く対応できておらず、エントリーシートに書いている内容も見直してみると酷かったので、できるだけ早い時期から業界研究をした方が良いと思う。

 

博士課程の学生が忙しいのは十分理解しているが、もし本気で就職するつもりなのであればとにかく早く準備することを勧める。