生物系博士の就職活動

情報が少ない博士学生の就職活動について、生物・バイオ系博士が製薬企業の就活を行って得た情報・知識を記事にしています!

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とある大手製薬企業の就活の流れ(書類選考・一次面接・最終面接)

とある大手製薬企業の就活の流れ(書類選考・一次面接・最終面接)

 

筆者は、就職活動について一切知識がない状態で就職活動を始めた。

筆者と同じような状態で就職活動を始める人に対して、実際の就活活動ってどのような流れで行われるのか、筆者の実体験を書いておきます。

 個別の企業名を挙げて、その企業での就職活動の情報を書いてもいいかと思ったのだけれど、複数の企業でおおよそ同じことを求められていたので、纏めておきたいと思う(正直、どこまでの情報がセーフで、どこまでの情報がアウトなのか分からなかった)

個別の企業での就活情報はみん就などで確認できると思うので、そちらをご確認ください。

 

以下の内容は、製薬企業の研究職に応募した博士課程の学生の就職活動の流れです(そのため、学部生や修士学生の場合と異なる可能性があります)。

 

 

就職活動の流れ

基本的に

 エントリー・書類選考

(会社説明会)

一次面接

最終面接

になると思います。

 

ここは学部生などとも共通ですが、面接の回数が大体2回の企業が多かったです。

 

エントリー・書類選考

エントリー自体は企業のHPに直接見れば、マイナビリクナビを使わなくてもできることが多いです(たまに、マイナビなどを使わないとエントリーできない企業もあったと思いますが)。

 

博士課程の学生で大手の製薬企業(学部生より早期採用の企業)を志望している場合、マイナビなどではエントリーできず、企業のHPから直接エントリーすることになると思います。

 

博士課程の学生を採用したことのある企業一覧については、こちらの記事の

 

博士の就職 - phdjobs.jp -

使用した就職活動サイト - 生物系博士の就職活動

 

で確認でき、企業のHPのリンクもあるのでご確認ください。

 

エントリーは早い企業で11月頃からスタートします。

 

会社説明会

実際に企業に行くこともありますし、Web説明会の場合もあります。

Web説明会の場合、メールでURLが送られてきて、動画で会社説明を見ることになります。

会社説明会のタイミングは企業によって結構バラバラです。

 

 一次面接

一次面接では、自分の研究内容についてのプレゼンテーションと一般的な面接の質問でした。

 

研究の内容については10分程度で説明して(大体1人は自分の専門に近い人がいました)、研究内容についての質問をされました。

 

研究についてあまり詳しい所までは突っ込まれないと思います。比較的一般的な質問であったり、その企業が興味の持っている疾患や分野との関連とかを聞かれる印象が強かったです。

 企業が今後取り組もうとしている技術や分野の研究をやっていると、面接官が興味を持って聞いてくれます。

 

一般的な質問については、多くの場合その企業のエントリーシートに書いた内容は聞かれませんでした(志望動機とか)。

どういった疾患領域に興味を持っているか、その企業の研究でどういったことがやりたいかなどだったと思います。

 

また、研究室で学生の指導経験があるかについてはよく聞かれる印象でした。もし、学生の指導をするチャンスがあったら積極的にやっておくことをオススメします!

 

最終面接

大体、その企業の役員の人と人事の人がいるかどうかの面接になると思います。

 

一次面接では、その人の研究技術や能力を評価されている印象でしたが、

最終面接では、その人の人柄や内面を評価されている印象でした。

エントリーシートに記載した内容についての確認が多い印象でした。

 

質問の内容としては

・研究内容を分かりやすく説明(専門外の人が聞いて分かるレベルで)

・学生時代に頑張ったこと

・自分の強み

・趣味(研究以外で行っていること)

 

・その企業の取り組みなどについての意見

・企業が行っている事業についての意見 

(企業の事業の詳しい内容とかではなくて、IR情報とかを見たら書いてあるレベルの内容)

 

筆者が受けた最終面接では大体このような内容でした。

 

 

大手製薬企業の就活の流れがこのような感じになります。

参考になれば幸いです。