生物系博士の就職活動

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製薬企業・スタートアップ企業でのインターン

製薬企業・スタートアップ企業でのインターン

 

この記事ではスタートアップ企業でのインターンの内容を中心に記載し、

製薬企業のインターンシップの内容と比較し、最後に共通して求められている能力について考察したいと思います。

 

 

 

スタートアップ企業でのインターン

筆者が参加したスタートアップ企業でのインターンアカリク就職エージェントさんに紹介して貰った企業によるものでした。一次面接をSkypeで行った後、一週間程度のインターンに参加することになりました(交通費・宿泊費は全額出していただけました。そうでなかったら流石に行かなかった)。

 

インターンの内容

研究職での応募でしたが、実験などをすることはありませんでした。

行ったこと、インターン先から課題を出されて、その課題について調べてプレゼンを行うというものでした。

 

課題の内容は

・その企業の現状と世の中の動向

・現在行っている研究と他社の類似した研究の特徴、有意性

・10年後ぐらいを見据えてどのような研究が必要か

などでした。

 

大体このような内容の課題を前日の夜に聞いて、翌日の夕方までに資料を作成してプレゼンするというものでした。

 

求められたこと

初日にインターンが始まる前に、負荷の重い課題を出すので限られた時間の中でどれだけのパフォーマンスが挙げられるかが見たいと言われました。

 

また、その他のポイントとして

・スタートアップ企業ではとにかく結果を出すことが重要(自分一人だけで考えなくて良く、他の人を頼ってもいい)

・論理的であるか(+しっかりと説明できるかどうか)

・英語(一回だけ英語でのプレゼンがありました)

 

インターン後の印象

インターンの結果から言うと、内定をいただくことができ、インターンの課題の中でこの企業の現状や今後の発展性について理解することができたため、個人的には非常に良いインターンだったと思いました。

 

インターン中の印象としては、もっとディスカッションをしたかったのだと感じました。

インターンという中で、自分のパフォーマンスを評価されるのだから自分一人の力でやり遂げた方が良いと考えていたのですが、とにかく結果を出すことを優先していました。

疑問や質問があればいつでも言って欲しいと何度も言われており、とにかく良いもの・より良い結果を出して、その上でさらに議論をしようという感じでした(最後にはいろいろ質問などもしていたのですが、途中まではあまり聞いたりすることが出来ていませんした)。

 

一次面接やインターンの最初に、「一緒に働く仲間を探している」という風に言われ、インターン中も非常にフレンドリーであまり立場を気にするような感じではなかったです。

 

インターン最終日で内定の結果を聞いた後には、採用後の年収から勤務地、ストックオプションの話や今後採用しようとしている人などについて、本当に何でも話すことが出来ました。

 

製薬企業でのインターン

筆者は製薬企業の選考を受ける過程で、製薬企業のインターンを受けるチャンスはありました(このインターンが採用に直結しているとは知らずに、その他の希望度の高い企業の面接などが入る可能性を考えて受験していませんでした)。

インターンは採用とは関係ないはずだろ!!とその当時は思っていましたが、企業が採用と全く関係ない事にお金や時間などを使わないですよね。

 

そのため、下記のインターンの内容はこのインターンを受けた人から聞いた内容になります。

 

インターンの内容

製薬企業とは関係ない業種での経営戦略を考える

MRのロールプレイング

自己分析やキャリアプランについて

ということでした。

 

考察・まとめ

 スタートアップ企業と製薬企業のインターンで求められていることを考察すると

・論理的思考能力

・コミュニケーション能力

・プレゼンテーション能力

・業界・業種や今後のキャリアについての理解 

  ではないかと思います。

 

一般的に研究で博士まで進んだ学生であれば、論理的思考能力、プレゼンテーション能力については問題ないと思うので、問題はコミュニケーション能力と業界・業種や今後のキャリアについての理解かと思います。

業界・業種や今後のキャリアについての理解は、事前に自分で調べることができる内容なのでしっかりと考えておきましょう。